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「大丈夫です。ここのところ忙しくて」 「すまないな、アイツら幸津に頼りっぱなしで」 「いえ、仕事ですから」 先輩に答えていると、手が今度は俺の背中に回される。 いつも思うがスキンシップが激しい。 意図があるのか、ないのか?が分からないので、意識するのも悪いような気がして困る。 「何かあったら言えよ」 「ありがとうございます。じゃあ」 俺がドアを開けて入ろうとしたとき 「じゃあな」 後ろから聞こえた声と共に、(うなじ)をスルリと触って先輩は出て行った。 ゾクリとした。
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