欲しかった美人の彼女

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欲しかった美人の彼女

ーあのさ、お前彼女欲しがってたよな? すっげー美人、紹介してやるからよ。今すぐ来てくれ!  会社の同僚小渕沢から、慌てた声で電話があった。 「お、おう。いいのか、そんな美人」 ーあ、ああ。とにかく、すっげー美人でさ、まあ、お前よりはちょっと年上らしいけど。 「年上、らしい? どういうことだ?」 ーそりゃさ、女性の年齢は禁句じゃんか。 「そ、そうか。まぁ、いいや。とにかく、駅前のグレイト・ブラックホテルだな。OK」 ー元オレの彼女ってことだけは、断っとくけどな。 「まぁ、それは受け入れるさ。ただし、会ってみての話だけどな」
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