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こくはく
こくはく
【告白】
《名・ス他》
かくしていた心の中を、打ち明けること。
「恋の―」
キリスト教で、自分の信仰を公にすること。信仰告白。
カトリックで、洗礼を受けた後の罪を打ち明けること。告解。
Google検索 参照。
◇
「告白…え?それは愛だとか恋だとか、そうゆう?」
「愛だとか恋だとか、そうゆう」
ニコニコ笑って頷く優雁姉。
全然分からなかった。まさか!あの優雁姉が裕太に対して恋心を抱いて居たとは、微塵にも思わなかった。
しかし、それがどうして"桃の花"と関係があるのだろう。
衝撃的な告白されても尚、未だ解決出来ずに、また私は小首を傾げた。
優雁姉が可笑しそうに、ふふふっと笑う。
「茜ちゃんは"花言葉"って知ってる?」
「何それ」
「花にはね。大切な人に送る時、それぞれに意味があるの。だからお花は、女の子への贈り物として人気があるんだよ」
昔、裕太くんのお母様に教えて貰ったんだと、優雁姉は昔を懐かしむように遠い目をした。
へぇ、なんて短く答える私。自分で言うのもアレだけど、特別興味が無かったからだ。
けれど話の流れ的に言えば、あの桃の花にも優雁姉が貰った山法師にも、何か意味がある筈。
それで?と、話の先を促した。
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