ボクとQちゃんとミントタブレット

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 ボクはドッジボールで転校生と打ち解けられるか不安ではあったが、ひろし君の優しさに感心し一緒にドッジボールをすることにした。  他にもメンバーが加わり、ボクも含めて8名が集まり4対4の勝負ができるためちょうどよかった。  厳選なジャンケンの結果、ひろし君と転校生がいるチームと、かずき君とボクがいるチームに別れることになった。試合は拮抗した。両チームともにやったらやり返す白熱した勝負となった。1時間の戦いの末、ひろし君と転校生側のチームの勝利となった。もちろん、子どもの頃の話なのでゴルフのような接待プレーは決してしていない。お互い全力でやった結果白黒ついたのだ。  ボクは素直に悔しかった。だが、転校生の喜んでいる姿を見ると、その当時はなぜだか分からなかったが思わず嬉しくなった。
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