99人が本棚に入れています
本棚に追加
「祐香、分かる?」
大ちゃんに訊かれ、はっとした。
「えっと……」
急いで問題と向き合おうとするも、全く分からない。
大ちゃんはもう一度問題の解説を始めた。
説明に集中しようとした矢先、真由美が同じクラスの理玖と会話をする声が聞こえてきた。
「理玖、おはよ!」
「おはよー。なあ、昨日のブロンコスの試合観た?」
「観た観た! 接戦だったよねー」
「最後のあのロングパスからのタッチダウン、かっこよかったよなあ〜」
最初のコメントを投稿しよう!