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寝るときはいつも一人。
でも寝返りさえ打てない窮屈さに目が覚めると二人の息子が温士の体にしがみついて寝ている。しかもふたりとも裸。
かろうじて衣服がまとわりついていたものの、下着はなぜか脱がされいつも穿いていなかった。
「優柔不断な男は嫌われるよ」
「いい加減に決めてよ」
小ぶりな性器を指で引っ掻かれ、温士の口から声にならない悲鳴が上がった。
「やめてくれ………あ………やぁ……」
すでに形を変えていた性器の先っぽは先走り液でししどに濡れていた。
堅物上司のあられもない痴態をただ呆然として眺めていた吉井は、スーツの上着を脱ぎ捨て三人の側に駆け寄った。
「ヨシイさんって、パパのことずっと好きだったんだよね?」
「何で分かった?」
「俺らが気付かないとでも思った。パパの首筋にこれ見よがしにキスマークをつけてさぁ」
「喧嘩売ってるのかってマジでイラついた」
「でも恋敵がいた方が俄然やる気出るし」
曜が吉井のネクタイを掴むと自分の方に引っ張った。
「一人占め、抜け駆け禁止。会社でもいちゃつかない。いいね?分かった?」
凄みをきかせ睨み付けた。
「あっ……や……や………」
温士の性器をやんわりと握りしめた暁の手が、上下にゆっくり、そして徐々にスピードを上げながら、擦り出した。
さらにはピチャピチャと耳を塞ぎたくなるような音をわざと立てて、吉井の劣情を煽った。
「ーーあっ、あ………」
温士は腰からくる痺れに理性を掻き回され、しだいに頭がぼぉっとしてきて何がなんだか分からなくなってきた。
声をだすまいと歯を食い縛るものの、
「あっ、……あぁ………」
曜にまで性器を弄ばれ、徐々に漏れだす喘ぎ声を止めることは出来なかった。
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