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「未央さん、来年でボクは成年になりますから」
「でも…」
「未央さんはボクと付き合うのやめます?」
「嫌よ!あたしが愛してるのは剛くんだけだから!」
未央がギュッと腕を堅く抱きついてきたため、ボクは周りの視線を感じつつも未央の唇に口付けした。
「た、剛くん…!」
「これで落ち着きましたか?」
急なボクの行為にたじろいだが、未央は吹っ切れた表情でボクの肩に頭を乗せる。
二人が向かったのは未央が希望していた某博物館だった。
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