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数ヶ月後、ボクはやっと仕事から解放された。
そして、未成年ながらチームリーダーになった。
しかし、ボクは頭の中は山科のことでいっぱいだったがあの件以来、顔を合わせにくく店にも顔を出さなくなっていた。
「あれ…?」
会社の帰りで無意識に店の近くまで来てしまったボクは、定休日でもないのに店に明かりが付いてないことに気付いた。
「どうしたんだろう…?」
「おい、今日も休みかよ?」
「ああ、女将さんが恋煩いしていると聞いてたんだが…」
店を遠くから眺めていると、常連客らしきの人が呟きながら通ったため、ボクは心内でまさか…と思い店の裏に回った。
インターホンを鳴らすと、向こうから小さな声で誰?と応答があり、最初は躊躇ったが勇気を出して名前を告げた…
ガチャリ…
鍵が外れる音がする同時に彼女が飛び出してきて、ボクの胸に飛び込んでくる!
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