3人が本棚に入れています
本棚に追加
田中の日常(4)
LINEで心の友、棚橋から電話がかかってきた。
「久しぶりだな」棚橋の声は疲れていた。
「ああ、半年ぶりくらいか?」
「多分、そのくらいだ」
「どうした急に?」
「いや、ただ電話したくなっただけだ」
「俺にか?彼女と間違えてないか?」
少し間があった。
「彼女とは別れたよ」
「ん?そう…なのか?」
「ああ、お前と同じ自由な独り身だ」
「ほう、それはおめでとう。お祝いしなくちゃな」
「ふ、そうだな…。田中、仕事どうだ?」
最初のコメントを投稿しよう!