最終章 春らんまん

20/32
前へ
/252ページ
次へ
一緒に飲みに行こうとも話してるんだよ そう言うと 「そうなんだ」と笑う莉乃 「莉乃」 「ん…」 「俺の方見て!」 莉乃の頬を包みこんで自分の方に向かせた 「愛してる」 「私も愛してる」 俺の手に自分の手を重ね微笑む莉乃 「岳……大……」 自分と莉乃の身体に巻きつけた バスタオルをはずしベッド下に落とす 俺たちの身体を纏うのは 窓から差し込む月明かりだけ 「綺麗だ」 そのすべすべの身体の余すところなく 唇を落とすと 真っ白な肌がピンク色にいろづき 熱を持っていく 「あ……あ…岳……大…待っ……て…」 「ん…ごめん……無………理…」 ぎゅっと抱きしめ 奥深くまで入りこんだ
/252ページ

最初のコメントを投稿しよう!

44人が本棚に入れています
本棚に追加