永遠

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永遠

きらきらにはね、物だったり、感情だったり、概念だったり、様々に入り組んで或いは色を変えて、内包されている。だからね、ほら、見て!僕は永遠を手にしたよ!莫迦云ってら、お前本当に永遠なんて物があると思ってんのか。永遠なんてな、有って無い、そういう透明な嵐なんだよ。 永遠を手に入れたお前は、どんな気分なんだ。満足か?ううん?なんだ違うのか。うーん、何だか他のきらきらと変わらないんだ、全部違ってきらきらしていて、とっても綺麗で尊いって感じるだけ。ふーん、まぁ俺には高尚気取った欠片だな。そうだ、俺が永遠を食べてやるよ。どんな味か、僕にも教えてね。 ✴︎ 君、まさか永遠のきらきらに嫉妬してないよね?………。黙るなよ、なんか怖いじゃないか!……お前が永遠の欠片ばっかり構うからだろ。君は相変わらず子供だなぁ。お前もだ。お互い様。どんな永遠も手に入るなら、君はどうするのかな。どうもしねぇよ、俺は俺でお前はお前だ。
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