3人が本棚に入れています
本棚に追加
分かった、と律は頷いてまた一杯ぐびりと酒を飲み干しんした。
「それにしても、ちっこいの。その歳で同衾とか言わない方がいいぞ」
その言葉にわっちはこめかみがピキリとするのを感じんした。
「……わっちらが好きでそのような言葉を口にするとでも?」
ねえさま、と千鳥は慌ててこちらを見んした。
「初回の事も知らないとはよほど育ちがいちとみんす。けれどいくら銭を持っていても主は吉原のしきたりを知らない鼻垂れ小僧でありんす」
最初のコメントを投稿しよう!