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やっと終わった〜
定時間を30分過ぎたけど
疲れた、、、急いで帰ろう。
冷凍ごはんを使って炒飯でも作ろうか、、
っと思いながら帰宅するとドアを開ければ男物のスニーカーが揃えて置かれている。
「春陽、、、」
中に入ると、
「おかえり!早かったね。」
家中の電気をつけてくつろいでる。
〔もったいない、、、〕
「来てたんだ〜。連絡くれればよかったのに、、」
「昨日したじゃん!そしたらお前、又あの仕事に行く前で、、、
やめろよ。あんな仕事」
「はぁ?何言ってるの?
わたしもできればあんな仕事したくないよ。
生活できないから、、、」
「、、、、ごめんな。
オレ弁護士になったらいっぱい稼いで茉莉花にあんな仕事しなくていいように養ってやるから。」
そっと抱き寄せ口づけてくる。
何度も聞いたこのセリフもうんざり。
実家に住み大学に、この2年間自分のことだけに時間を費やすこの坊ちゃんの養ってやる。っと言うセリフはなんの希望にも安心にも繋がらない。
むしろ、
いらっ。とする。
「春陽、次こそは合格しないと。
わたしの事はいいから、勉強に集中した方がいいんじゃない?」
「わーってるよ。
茉莉花まで俺に説教するなよな。
猫も杓子も出れる大学卒業くらいじゃ金持ちになれないんだよ。
今度こそ大丈夫だから。
それより、お腹すいた〜
久しぶりに茉莉花の作ったハンバーグが食べたい」
「無理だよ。挽き肉がない」
買ってきてやるよ。その間に風呂先入れば?
っとまぁ、一見優しく思える言葉だけど、
勿論わたしの財布を持って買いに行ってくれた、、、。
電気代は今日振り込んだし、今日も一日ロクなもの口にしてないしなー
まぁいいかぁ?
半ば呆れながら無理矢理納得させた。
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