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翌日の学校はとても憂鬱
家からいろいろ考えながら学校まで歩いていると…
「お!綾ー!おはよ!」
翔が後ろから走ってきて、肩を叩いてきた
「お、おう、おはよう」
「どうした?元気ない?」
少しドキッとした
「い、いや!元気だよ!超元気!いやー!クラスにかわいい子いてさ!」
一気に声のトーンを上げてテンション高めに話す。
「そう?ならいいんだけど。それとクラスはイケメン多くてさー最悪だよ」
翔は結構かっこいい方の顔だ。だから大丈夫だと思うんだが……
「で?かわいい子と話したの!?」
少し声を張り上げて翔が聴いてくる
「あぁ、一回。よろしくねって。」
翔は鋭いので事実を話した。
「まじか!よかったじゃん!これで童貞卒業は確定か〜!?」
ビクッ
なぜかテンションの高い翔の発言に思わず体が跳ねる
「あっ………」
昨日のことがフラッシュバックしてみるみる顔が火照る
「え!?なになに?想像しちゃったの??」
未だにテンションが高い翔が問い詰めてくる。
違う、違うけど………
「ごめん!先行く!」
パンクしそうになった俺は一目散に学校へと駆け出した。
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