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ドキドキの学校紹介
「なぁ」
兄が口を開いた。
え!?これ返事しないといけない系!?
「な、なに…?」
恐る恐る聞いてみる。
ど天然なにいちゃんのことだ…なにを言い出すかわからない。
てか、まわりが静かに先輩の話聞いてるのによく話せるな!?
「昨日は悪りぃ、激しくしすぎた」
バカですか!?まわりが静かだって言ってんの!!(言ってない)
ええええ!?まわりが「は?」っていう目で見てきてますよおおおお!?
「別にいいよ」
よくこの↑返事ができたな俺!
よく怒鳴らなかったな!えらいよ!俺!()
「あぁ」
兄は曖昧な返事を返す。
いやなんの会話だよ!周りからしたら超こえーよ!
そこからは二人とも黙った状態で学校紹介が終わった。
次の時間は自己紹介だ。少し休憩時間があるので俺はいろいろ考えた。
とにかく怖かった………
めっちゃドキドキしたんだが…
激しくしすぎたとか言われたら、またフラッシュバックして
ドキドキしてしまう……
で、でも、にいちゃんも反省してるみたいだし!
もう、ああいうことはないな!きっと変なものでも食べておかしくなってただけだ!うん!
そう自分を信じ込ませた。
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