お前を抱かせろ?ふざけんな!

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お前を抱かせろ?ふざけんな!

ドサッ 「は?」 今俺どういう状況?なんで天井とにいちゃんが見えるの?え? 「抱かせろ。」 「………………………はぁっ!?」 兄から発せられた衝撃すぎる発言に驚きが隠せない 「えっ、ちょ、無理無理無理無理無理無理無理」 「なぜだ?」 冷静にとぼける奏 「えっ、いや、は?俺、ノンケだし?え、にいちゃんどうした?」 さすがに戸惑う。兄は昨日まで普通だったはずだ。 ご飯も普通に食べていた。なにか拾って食べたのか? 「俺は正常だ。いいから抱かせろ。お前に拒否権はない」 「いやあるだろ!おかしいって!」 とりあえず兄をなんとかしなければ、高校デビューは不可能となる 「はぁ…意味がわからん。」 いや!こっちのセリフだし!!意味わかんねーわ! 「俺が高校を卒業してこの家を出るときまでに、お前を俺のものにする。」 何言ってんの!?生理的に無理なんですけど! 「まじでにいちゃんどうしたの!?俺、嫌だよ!?」 自分の嫌だという気持ちをまっすぐに伝えてみることにした。 「……………あ。」 にいちゃんが突然黙ったと思ったら何かに気づいたように声を漏らした。 「な、、なんだよ、、。」 俺は少し怖くなりながら聞いた。 「ゴム買い忘れた。」 バタン 兄が部屋から出て行く 「…へ?え、あぁ…」 俺は頭がパンクして腰が抜けた。 兄が天然で今回は助かった…が、あの様子だと後日また来るな… なんとかして阻止しなければ…
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