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19.簡易的な死を
19.簡易的な死を
簡単に、さよならを吐いて
簡単に、人を傷つける
簡単に、夜を超えて
簡単に、空を飛んで
簡単に、死ぬ事なんて
僕には出来なかったよ
生きてきた証が
人から受けた愛が
僕はまだ覚えてるから
足を踏み出せない
僕を嫌った人が
ビル街の風が
僕を押すなら
簡単にこの命も散るのに
まだ忘れられないや
楽しいかった事が微かに甦るから
死が怖くなるんだ
唯忘れたいんだ
幸せを覚えると苦しいのは
もう、知ってるから
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