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2.四十八日
2.四十八日
明日、君が居なくなるから
僕はまだ笑っていよう
君の、前で泣いていたって
明日は来るのに
君は何も言わないで一人前を歩き出すから
僕は君に気づかないで一人明日を待っていた
それなのに君の足跡が残るから
揺らいで消えた線香の影に
君がまだいる気がするんだ
朝焼け空の下、僕が夢を語ったって
「止まらないで!」煙を登ってく
日の落ちる坂道を駆け上がったって
君はもう居ないのに
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