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あとがき
あとがき。
ラジオから流れる音楽
気づいたら耳に残らなくなった
机のコーヒの滲み
消せないまま時間が過ぎた
君の遺したペンが何故か手に馴染んだ
きっと一人で死ぬんだろうか
そんな事を考えてしまうのは
腐るほど時間があったから
君が居なくなってからの時間は無限だ
時間が止まったみたいだ
あれから僕は変われなくなった
過去を漁るだけの日々
行き場を無くした足が痺れてる
ラジオの音楽 読みかけの小説
終わりがある事知ってたんだよ
エピローグの続きを生きてる
引き伸ばしだけの日々だ
擦れた小説の後日談が
面白いのはフィクションだから
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