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3.残夏
3.残夏
捨てたんだよ、捨てたんだよ
君に掛ける言葉も声も全部
忘れたんだよ、忘れたんだよ
夏がもう終わった事も君も全部
声になって、言葉になって、夏が終わって行く
君を待って、夜になって、空を眺めている
冬になって、春になって、また夏が来て...
快晴、空を見上げ
日差しに君を探してる
なんて、意味無いのに なんで
僕が言葉を夏に捨てていく
夏が終わる3秒前に君に声が掛けられたら
いつかはさ、君にまた会えるかな
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