4.瑠璃月光

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4.瑠璃月光

4.瑠璃月光 瑠璃色空に明日が霞んで 昨日、夜空に似通う月も 今は唯、私の上で静かに光を滲ませている。 明日が見えないから、訳も分からず泣いている 昨日が見つからないから、生きてるのか分からない 星座を追う指先が明日を指しているならば、 恒星に霞む夜空の先に未来があるのだと月は語る 意味も無く泣くならば、もう泣くのは辞めにしようよ 声が出ないぐらい悲しいなら、君の心は生きている 天の川を渡る事は出来ずとも、 思いを浮かべる事は出来るのだと今は唯言い聞かせ、微かに写る明日を見るんだ。
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