誰かに贈る唄

1/1
12人が本棚に入れています
本棚に追加
/1ページ
貴方の不安や痛みは貴方にしかわからない。 貴方の悲しみや苦しみは貴方にしかわからない。 だけど心配する事は出来る。心配しか出来ないけれど。 心配は祈りにかわり、 祈りは見えない力になって きっと貴方に届くだろう。 当たり前に貴方がいる事を 当たり前と思っている時、 でもそれは当たり前じゃない事に気がつく時は きっともう遅いのかもしれないから だから一人で悩まないで。 貴方にむけて 私は唄を奏でよう。 少しでも貴方が心に負った傷が塞がる様に 少しでもゆっくりと眠れますように だが、少し意地悪をしてみようか。 もし貴方が元気になったなら私は貴方に花束を渡すだろう。 その時私が貴方に渡す回復祝いの花束は どんな花言葉の花なのかを どうか笑いながら考えて眠っておくれ。
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!