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一応説明しとくけど、この城は4つの国の真ん中にあって僕が東の王子みたいな感じ。
王様がエイルのことを甘やかして育てたからこんなになってしまったとね。
んで西がコルテ、北がキリヤ、南がスインって感じ。
「エイル様!そろそろ行かれませんと、お時間ですよ。」
「わかった〜。もう行くよ〜。」
新刊のBL本を大切に机の中にしまって扉を開けた。
「エイル様、あまりトゲトゲしないようにお願いしますね。」
「?うん。」
トゲトゲとか僕と1番かけ離れてる言葉だと思うんだけど。
…あ、エイルのことか。エイルはどうでもいい人の前だとトゲトゲだったんだろうな。
なんて奴だ。
はぁ、どんな執務するんだろ。
高校生頭の僕にできることならいいんだけど。
広間に着くと他の王子はもういて、それぞれ王様と話をしていた。
その中ポツンと1人だけ後ろの方で異世界転生しためちゃくちゃイケメンが困ったように立っていた。
あぁ、もう誰とくっついてもいいよ。
だってイケメンだもん。
イケメンは正義だね。困ってる顔すらイケメンとか羨ましっ。
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