1章

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「ちなみにリバ」 あ、なんてことだ王子様×異世界転生者だけじゃなく、異世界転生者×王子様も可能だと!? やば、想像が膨らむ膨らむ。 「……お名前は」 どうにか落ち着かせるために普通の質問を繰り出す。 「名前?俺は三浦波翔。高三…18だ。」 三浦波翔……? 待て待て待て。 聞いたことがあるぞ。 確か王道学園で会長よりも人気な人の名前と一緒だ。 「あの…つかぬ事をお伺いしますが、王道学園からいらっしゃいましたかね。」 「王道学園って、日王灰道(ひのうかいどう)学園だけど、そんな略しかた初めて知ったぞ。」 はっまさかまさかの世間は狭しとはこのことか。 「実は僕、1年生だったんですよね…。」 「世間は狭いな笑」 三浦先輩×会長を考えた時期がありまして…勝手にすみませんでした。 心の内に秘めておきます。このことは。 「先輩ですね〜。あ、あの王子3人の攻略に困ったらいつでも頼ってくださいね〜。」 「あ〜、うん。頼んだ。」 なんだその微妙な反応は。
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