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 「結局、今日も朝になったな〜」  「う〜ん…」  「もう、飲めねーな」  「お願いされても無理」  テーブルの上にも下にも、酒の空き缶や空き瓶が散乱していた。カーテンを開けると朝日が入り込み、青年たちは思わず目を細めた。  「あ〜ぁ…誰か、お金をください」  「お願いします」  「オンナもな」  「とりあえず、くれるんなら何でも貰っとく」  青年たちには朝のまばゆい光が、神様か仏様のように見えたのかもしれない。苦笑しながら、自分たちが作ったばかりの残骸を手慣れた手つきで片付けていく。台所は一瞬にして、小さなゴミ溜めになった。  「腹減ったなー」  「だな…」  「何、食いたい」  「コンビニ行く?」  青年たちの飲み会のシメは、大体コンビニのカップラーメンと決まっていた。  「おまえら、忘れもんすんなよ〜」  「はい、はい」  「お前、財布忘れてんぞー」  「そんなだから、お金の神様に嫌われるんだよ」  一様に上着をはおり、ヨタヨタとした足取りで、青年たちはコンビニへと歩きだした。
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