あとがき

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あとがき

 まいどご愛顧を頂き、ありがとうございます(><;)  本作は私がエブリスタで浮上する切っ掛けを与えてくれた思い出深い作品である、拙作『星の灯台守』のセルフスピンオフとして作った作品です。  その『星の灯台守』は、火星で深刻なトラブルが生じた影響によって主人公ユーナ達が木星近くで孤立する物語でした。  本作で執筆応援キャンペーン『独り』で佳作を頂戴した折りから、何処かでこの『火星で起きた深刻なトラブル』について詳細なストーリーを作りたいと思っており、その念願がやっと叶いました。 あまり書くとネタバレ?になるのであれですが、ユーナを乗せた宇宙船はかなり悲惨な状態であり、簡単に直ったわけではありません(>_<) ユーナの判断がで少しでも救われれば、という気持ちも込めました。  ……ちなみに、この『独り』の時の大賞作品が『砂たこ』さんの『(そら)の夢』でした。その圧倒的な筆力に、『こんな才能の持ち主がいるのか!世の中は広い!』と思い知らされたものです。  そして、もうひとつ。  拙作には『華星に捧ぐ』という火星を舞台にした宇宙物があります。そこで、折角なのでこのふたつを繋ぐ形として、本作は構成してあります。  何だか意味ありげに登場して、結局は大して役割の無かった『オーム先生』は、華星の時系列上やむを得ずの登場でありました(_ _;) 華星繋がりと言えば、アカツキもそうです。 華星で火星基地の全システムを統括する人工頭脳として登場するアカツキについては『金星の衛星基地で運用されてから火星に来た』という一文があり、そのきっかけとして描きました。  地味なところでは最後に出てきた中性子銃も、華星では前半のキーアイテムとして出てきます。  時系列的に言うと本作品の設定はAC2400年頃で、華星は2915年頃となりますから、その差は500年ほどになります。  その頃には火星はかつて地球にいた恐竜達の楽園となっておりますので、テルミの『予言』は当たったと言っていいでしょう。  途中でご指摘を頂戴しましたが、作中に出てくる『ロードさん』の元ネタは歌舞伎町ホストの『ロー▼ンド』さんです。  現在は行方不明ですが、エブ友の雨月さんという元ホストの方の師匠である『ステンレスさん』が、■ーランドさんの特徴に似てるんですね。なので、ステンレスさんに纏わるエピソードをチョイチョイ挟んでいます。  ちなみにラストの決めセリフである『このサングラスは人類の未来が眩しいから』は、ステンレス氏が引退する同僚に送ったという『このサングラスはコイツの進む未来が眩しいから』という名セリフを拝借したものです。    さて。本作は途中6万字ほどを書いたところで「アカン! あまりにもツマラン!」と途中で投げ出し、イチから書き直すという苦行の果てに完結したものです。なので、もしもお楽しみを頂けたのであればとても嬉しく思います。 ではでは。  また次の作品でお目に掛かれます事を期待して。  ありがとうございました!  (><;)潜
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