1365人が本棚に入れています
本棚に追加
瞼を開けると、左腕をつき、左手で頬を支えながら、私を見ている翠が居た。
確か、オムライスを翠と食べて、それから……
その先を想い出そうとした私の頬が熱くなり、お布団で顔を隠す。
「蓮華」
私の名前を呼ぶ声と、髪を撫でる手は翠の手。
両目の半分だけ出して翠を見る。
「可愛すぎるだろ」
目を細め、そう言った翠の瞳を見て、お布団から顔を出した私。
「翠、瞳の色が」
私が、今まで見てきたのは、ゴールドの瞳。
だけど、今見ている翠の瞳は、グリーン。
最初のコメントを投稿しよう!