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暫く瞼を閉じていると、ドアが閉まる音が聞こえた。
それでも、私は瞼を開けない。
それから10分後、バイクと車のエンジンの音が聞こえてきた。
多分、煌蓮に依頼された仕事を熟す為に、出て行ったのだと思う。
ベッドから出ると、クロゼットの扉を開け、ジャージの上着のポケットから書類を取り出す。
取り出した書類を手にして、プライベートルームのドアを開けた。
やはり烏は居ない。
烏のデスクの上に書類を広げると、左手で貴島煌弥と書いて、認印を押した。
認印を在った所に置いて、プライベートルームに戻る。
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