2424人が本棚に入れています
本棚に追加
/198ページ
『着いたわ』と言う言葉が聞こえ瞼を開ける。
「ゆっくり降りなさい」
その言葉に頷いて、後部座席のドアを開けた。
『これがあんたのチケットとパスポート』と言った声の主は、キャリーケースを2つ持っている。
車から降りて、ゆっくり歩き、目の前に停まっているフェリーに乗り込む。
フェリーに乗り込んだ後、決められた部屋に入り、ベッドに寝転ぶ。
『あっちに着くまで休むと良いわ』と言われ、瞼を閉じる。
ボーッと音が鳴り、出港の合図だと分かった。
最初のコメントを投稿しよう!