気づけばいつも、君がいて。

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暖かな、春の日差し。 頬を撫でる風が心地いい。 静まり返った住宅街はいつもと雰囲気が違っていて、なんだか新鮮だ。 そんなのどかな景色の中、なぜ私たちは… 「あおいっ!…はやいっっ…まってよー…はぁはぁ。」 息を切らしながら坂道ダッシュをしているのだろうか。 「お前が寝坊すんのが悪いんだろうが!俺は巻き添え食らったんだ!むしろ被・害・者!」 1メートルほど先にいる私の幼なじみー碧から怒鳴られて、へいへい、私が悪うございましたぁーと、首をすくめた。
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