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いつも通りのやり取りに安心してしまっていたら
キーンコーンカーンコーン
楽しい一日の、はじまり、はじまり。
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ギリギリ間に合った一時間目が終わって、ひと眠りしようかと思っていた時、
「今日も寝坊したんでしょ?」
鈴みたいな声と一緒に視界にお姫様が入ってきた。
白い顔に通った鼻筋、大きな目を縁取る、レースみたいなまつげ。
ふんわりした巻髪が世界一似合う、私の親友。
「翠は何でもお見通しだよね」
笑いながら言うと翠は少しむくれて、
「もうっ、反省してないでしょう。」
と頬を膨らます。なんだこの可愛い生き物。
しばし見とれていると、
きゃー!っと女の子達の悲鳴。どこからの声かはわかってる。
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