気づけばいつも、君がいて。

8/9
前へ
/9ページ
次へ
「ごめんな、風城。碧はこっちでどうにかしとくから。」 困ったようにこっちを見る神楽くんに、うなずくしかできない私。しょうがないじゃん!かっこよすぎるんだもん!! 神楽くんに連行されて碧が席に戻っていく。そういえば神楽くんが入ってくる前、碧が嫌いになるわけないって言ったような気がする。一件落着、なのか…? そこは10何年も付き合ってきてくれた幼馴染を信じるしかない。 そんなことを考えていると、翠が私を見てにやにやしているのに気づいた。 「神楽くんと話せてよかったね?!」 「ちょっと!声大きいって!聞こえちゃったらどうするの?」
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加