3人が本棚に入れています
本棚に追加
いらっしゃいませ。
快活な笑顔で挨拶をする。社会人として、などと高説ぶるつもりはなく、ただ僕がそうしたいだけだ。
草木は、人は、生き物は、一挙手一投足を全て見ている。──と、僕は思っている。だから僕は、僕の好きな花に、好きだと伝わるようにしている。
声をかけ、水をあげ、愛を注ぐ。
苦手な花も中にはあるが 、基本は変わらない。博愛、などと言うつもりはない。
苦手な中で、自分の中でできる範囲での愛を注ぐ。それだけだ。贔屓をしていると言われれば、それまでの事だ。
僕の苦手な花を愛する人がいれば、目一杯にその魅力を語る。
僕の好きな花を愛する人がいれば、より快くその愛を届ける。
僕を救ったあの花の芳香が鼻腔をくすぐる。
花言葉は、逆境に耐える。苦難の中の力。
この花とともに、歩んでいく。
最初のコメントを投稿しよう!