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久しぶりの若い男の身体をもう少し虐めてやろうかと思ったが、時間が無いのでやめた。
「握って」
肇が言えば、ダニエルは呆けた顔で、え?と返す。
テメエだけ気持ち良さそうな顔しやがって、と脳内でぼやきながら、ダニエルの手をペニスに持っていった。そして自身のそれをダニエルのペニスに押し当てる。
「自分でイイトコ探して」
言うが早く、肇はお互いのペニスを擦り合わせ始めた。カウパー腺液を絡ませ雁首をひっかけるように擦ると、肇から思わず声が漏れた。快感に思考が支配されていく。
ダニエルはというと持つのもやっとと言った風で、A♭の高さで啼き続けている。
白い光が目の前で点滅している。それが徐々に集まり、視界が白く塗りつぶされていく。ダニエルの手に自分の手を重ねて、まとめて激しく擦り合わせた。
ぐっと目を瞑った瞬間、手の中で欲望が膨らみ、海の匂いが溢れた。
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