370人が本棚に入れています
本棚に追加
「えと⋯すみません。ちょっと取り乱してしまいました」
あたしはアハハ⋯と苦笑いした。マリウス様も釣られて笑っていたので良かったのかな?っとあたしはそう思った。
「ハハ、そうなんだ。初めましてスバル嬢。マリウス・フィル・スカーリアと申します。グレイフィリア国の第一王子です」
「(知ってます)御目に掛かれて光栄です、マリウス様。あたしは…コホン…失礼しました。私はスバル・フィステリアと申します」
あたしはマリウス様に淑女らしくお辞儀した。
「はい。宜しくお願いします。今日、こちらにお邪魔致しましたのはスバル嬢、貴女との婚約をする為に参りました。僕と婚約して貰えないでしょうか?」
マリウス様はあたしの前で片膝を着き手を差し伸べたのだった。
(…どうしよう。破滅フラグにはなりたくないし。けど…推しキャラなんだよなぁ…)
あたしが考え込んでいるとマリウス様は笑顔で待っていて下さるのはありがたいです。
最初のコメントを投稿しよう!