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考えた末、出た結論は一応婚約者になる事に決めたのだった。
「…わかりました。こんな私で良ければ宜しくお願いします」
あたしはマリウス様の婚約者になる事を承認してお辞儀するとマリウス様はあたしの手を取り口付けた。
「はい。これで僕達は婚約者になりました。では、父に婚約をしたと報告してきますね」
マリウス様はニコッと優しい笑みをあたしに見せ一礼してから護衛の方と共に城に戻っていった。あたしはマリウス様に手を振り見送ったのでした。
(…数年後に起こる断罪イベントが起きないように頑張らないと…)
あたしはそう思いつつ両親にマリウス様と婚約した事を伝えに行った。
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