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「いえいえ、本当にお可愛らしいですよ。マリウス様もさぞかしスバル様を可愛らしいと思っておいででしょうから」
「えっ?」
あたしはイオンが見ている方向に視線をやった。其処にはマリウス様がいらっしゃっていたようであたしは再度驚いてしまった。
「スバル嬢とイオンが仲良く話をされてましたので、お声をお掛けしようか、ちょっと考えてしまいました」
(うわーん。あたしの馬鹿!?マリウス様の気配に気付けないなんて不覚です)
六歳だけど精神年齢十六歳には少しだけショックな出来事よね。
「べ…別に話を遮ってでもお声掛けして下さっても良かったんですよ?」
あたしがそう言うとマリウス様はキョトンとしてましたが、あたし何か変な事を言ったのかと思い恐る恐る話し掛けてみた。
「あ、あの…。あた…じゃなかった。私、何か変な事を言ってしまったでしょうか?」
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