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「御免下さい」
「はーい」
来客が来たのか使用人達がバタバタと玄関の方へと走っていく姿をあたしはドアから顔を出して見た。どうやら城の関係者が来たように見える。
(誰か来たのかな?)
あたしはソッと部屋のドアを閉じて本棚から植物図鑑を取り出して机にきちんと座り、植物の生態を調べたのだった。
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数分後…。
あたしの部屋のドアをノックするような音が聞こえた。
「はい?」
あたしは机から離れドアの所に向かった。ドアを開けるとあたしと同い年くらいのスカイブルーの髪の少年が立っていた。
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