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「此処でいいから。見送りありがとな」
玄関に着くとハロルドに制止させられた。どうやら宰相の奥様が待っていたらしく、あたしは成る程と頷いた。
「あらあら。スバルちゃんとお話しをしてきてたの?」
「…うん。そうだよ、母さん」
この人がハロルドの母親か…。
ハロルドのスカイブルーの髪と綺麗な顔は母親譲りなのね。
ということは宰相さんに似てるとしたら洞察力が優れてるってとこかな?
取り敢えず父であるフィステリア公爵の横に立ち、ハロルド達を淑女らしく見送った。
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