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野生の知恵
タイトルの名前は、拙作「ニーチェの詩歌とアフォリズム」に掲載されている作品から取りました。(「知」を「知恵」に変えています)
ニーチェの思想のポイントは、「解釈」である。人間は、己の立つ位置から、遠近法的に、己が存在している世界を解釈しているのである。
解釈に拠って、創造された世界の中でこそ、我々は、自己自身の意味と価値を見い出すのである。
以上のことをニーチェの作品「華やぐ知恵」から、引用したい。
生存の遠近法的性格はどこまで及んでいるの格をも持っているのか。
あるいはまた、さらに他の性格も持っているのだろうか。
解釈のない生存、「意味」のない生存は、文字通り「無意味(ナンセンス)」となるのではないだろうか。
多面、全ての生存は、本質的に「解釈するもの」ではないだろうか。
人間は、知的生命体に進化して以来、自然界の全ての存在に、神々が宿ると信じた。(アミニズムと言う)
ギリシャ神話の神々や日本のやおろずの神々などである。これらは多神教と呼ばれる。
やがて、一神教が誕生する。その概念を生み出したのは、ユダヤ民族と言われる。
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