波乱だらけの夏休み2

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私たちは夕方までショッピングを楽しんだ。 「ねぇ、タワー登らない?」 「いいよ。」 私たちは夜景を見にタワーに登った。 とてもとても綺麗な夜景だ。 そして、今日のデートがもう終わりかと思うと悲しかった。 圭太は私のことゲームで落としたいだけで、本気で好きなわけじゃないんだ。だから、私の恋は叶わない。 「今日はありがとう。楽しかったよ。」 私はそう言って笑って見せた。 「皐月。」 私は突然呼び捨てされて身震いをした。 彼は突然私の両肩に手を置くとそのまま顔を近づけてきた。 この展開は。き、キス?私は緊張のあまり固く目を閉じた。 震える唇に優しく、そっと震える圭太の唇。 私はそっと目を開けた。 「皐月、俺、最初はゲームだったけど、実は本気で君のことが好きだ。皐月はやっぱり俺のこと嫌い?」 「ど。どうしよう。私の負けだ。」 「え?」 「私、好きだ。あんたのこと。」 「う。うそ?」 「悔しいけどほんとだ。」 「じゃあ。俺と付き合ってくれる?」 「あ、うん。いいよ?よろしくお願いします。」 どうしよう、私に初めての彼氏ができてしまった。
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