可愛いなんて…

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「今までごめんね。圭太にひどく当たって。私、可愛いって言われるのやだったの。ゲームで言ってるただの嘘だって思うと尚更。それに、私のために何かしてるのもただのゲームなんだなぁと思うとただただうざかった。でもね、離れた言った時正直寂しかったんだよね。私にとって圭太が近くにいることが当たり前になっててそのありがたさ気づいてなかった。ごめんね。大好きだからね。圭太。」 「なにそれ、めっちゃ嬉しいというか、可愛すぎる。って、これからは可愛いって言っていいのかな?」 「可愛いなんて………言ってくれていいんだからね?」 「俺も一回行って欲しいことあるんだよねー。 」 「ん?なに?」 「かっこいいって言ってほしいなぁ。なかなかじゃなくてさぁ」 「本当はさ、おもってたんだよね。今日は、めちゃめちゃかっこいいよ。圭太。」 「ありがと。」 そう言って圭太は私に口づけをした。 優しい優しいキス。 幸せとはこういうことを言うのだろう。 ただ私にはまだ一つ仕事が残っている。 それは、しおりに圭太と付き合い始めたことを伝えることだ。
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