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「なんとも親切な池なのですね。ここにきたわけでもないのによくご存じで。」
ばれてもうたがに。
「女将からお客様のためにも周辺の知識を頭に入れるようにと言われてますので。ですので、あくまで知識です。」
「人に見せるかどうかも変えれるんだ!知らなかったー!すごいね!」
文ちゃんに褒められた。
嬉しいかも。
「えへへ、ありがと」
あ、ヤッベ。口調が…
文ちゃんの方を向くとニヤニヤしている。
高城様は生暖かい笑みを向けていらっしゃる。
あ、、、、
アハ。
「おっホン。池を覗けば良いですが、顔を近づけすぎて溺れないようにしてください。着物で着衣水泳は避けたいので。
それと、先にお昼にしましょうか?それとも先に覗きますか?」
ごまかし大事。
ごまかしは大切。
というかお腹すいたのだよ!
食べようぜ!
「そうですね、では先に食べましょうか。」
「だね!楽しみだよ!さ、風呂敷を引いてたべよう!」
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「昼食のお品書きは、ふきのとうの和え物、つくしやユキノシタ、タラの芽、土筆そしてワラビの天ぷら、ばっけ味噌。
もろみ味噌ときゅうりです。
ご飯はおひつで持ってきたのでいっぱいありますので、好きなだけどうぞ。」
「ご飯に合うものが多いですね。後、春の山菜が多いのでいいですね。
もろみ味噌を入れてくださりありがとうございます。きゅうりあるのいいですね。」
「おいしそう!じゃあいただきます!」
「どうぞ、といっても私が作ったわけではないのですが。」
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