『境内ではお静かに』小劇場

幕間

　各エピソードは独立しているので気になった話からお読みいただければうれしいです、という前提で、エピソード1〜3をネタバレにならない程度に作品解題。

●うちの巫女さんはツンデレ？
　好きな女の子がツンデレかどうか真剣に検討する……そんな男心を書くのが思いのほかおもしろかった話。この話から読んでくれる人もいると思うので、キャラクター紹介も兼ねています。

　ちなみに、白峰さんのようにあっちこっちの神社をかけ持ちしている「助勤(じよきん)」の神職さんは本当にいます。でも、こんなチンピラじいさんみたいな神職はまずいないでしょう……たぶん。

●うちの巫女さんは泳げない？
　Twitterで見かけた「雫ちゃんの水着姿」という一文から閃いた話（水着にならないけど）。「海に飛び込む巫女さん」が書きたくて書きました。本当にやったら溺れるから、巫女装束を着て海に行っても真似しちゃだめ、絶対。

●10円玉がない
　この話のみ、以前別のサイトにアップしていた掌編の改稿版です。そちらでのタイトルは「100円玉がない」でした（スケールダウンしている！）。

　エピソード1、2と書いて壮馬と雫が一層動いてくれるようになったので、終盤では前の版にはなかったやり取りを追加しています。作者が考えたというより、二人が勝手に話し始めた感じ。こういうのは楽しいし、うれしいです。