205人が本棚に入れています
本棚に追加
/185ページ
幕間
各エピソードは独立しているので気になった話からお読みいただければうれしいです、という前提で、ネタバレにならない程度に作品解題。
●巫女さんは黒猫がお嫌い?
別の場所にアップしていたものの改稿版。実はここにアップする前にも何度か書き直しています。たぶん、今回がVer3か4。「神社と言えば猫だろ。社殿の近くをうろうろしているだけでかわいいぞ!」という猫LOVEが発想のおおもとです。
クールビューティーな雫が猫に対してどういう態度を取るか……といろいろ考えているうちに構想が膨らみました。膨らみすぎて書けなかったネタは、後述のエピソード6に盛り込んでいます。
●どうせ住むなら新築で?
前々から書きたかった「雫に無表情ライバル」が出てくる話。同じ巫女さんにするアイデアもあったのですが、「氷の巫女が二人も出てきたら壮馬があまりにかわいそう」と思ってセレブ老婆にしました……壮馬が違う意味でかわいそうな目に遭ってますが。
この話に出てくる山手という場所は、行ったことがある人にはわかると思いますが、本当にセレブ感が半端ない。でも成金とかそういう感じは全然なくて、落ち着いた雰囲気。建物がおもしろいので、用もないのにふらふら歩いたことが何度かあります。
観光名所も多いので、横浜に行ったら一度は足を運んでみてください。その際、汐汲坂を上ってもらって、「源神社はこの辺にあるんだ」と想像してもらえるとうれしいです。かなり傾斜があるので体力には注意!
●巫女には黒猫がよく似合う
前述のエピソード4で書けなかったネタ。小ネタではあるけれどどうしても書きたくて「短いお話」として書き上げました。でもこの連載は「各エピソードは独立しているのでどこから読んでもOK」という触れ込みなので、八咫の説明をどうするかちょっと迷った。
最初は、雫の八咫への態度は全然違うものだったのですが、「ツンデレとはなんぞや」を突き詰めた結果、現状のものになりました。せっかく書いた「挙動不審になる雫」は、また別の機会に。
なお最後の壮馬の台詞に関しては、構想段階からまったく変わっていません。さすがにこう思うよね、壮馬。がんばれ、壮馬。作者は君の恋路を全力で応援しているぞ!(笑)
最初のコメントを投稿しよう!