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時が止まったのかと思った。
たぶん、止まっていたと思う。
永遠のように長かった。
突然そいつは起き上がり
わたしの方に顔を近づけてきた。
パーツのひとつひとつを感じた。
薄暗くてもわかるほど肌は白くて綺麗だった。
そいつの長い指がわたしの頬に触れた。
何が起きていたのかわからない。
けれど、
わたしの心と身体がふわふわとして熱く、
脳が揺さぶられているな感覚は確かだった。
「いつもそうやってブスだとかいってるけど本当に可愛いと思ってるぜ。」
息を感じてしまうほど近くで囁かれ、
こしょこしょばなしが苦手なわたしの身体はもっと熱くなった。
そいつの手が頬から首元をゆっくりと流れ、
わたしが狼狽している間に
襟元から服の中へと入っていった。
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