怒濤の1日

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理事長室に着いたとき、蓮見先輩はやっと僕を解放してくれた。 「さ、ここが理事長室ですよ。 トントン 理事長、副会長です。転入生の相原くんをお連れしました。」 「ああ、入ってくれ。」 「失礼します」 「し、失礼しま~す」 正面の椅子に座っていたのはオーラをかもしだしているダンディーな男性だった。白髪混じりの黒髪をオールバックにしていて世間一般ではイケオジと呼ばれる部類にはいると思う。 「よく来たね、相原くん。 まずこの学園の説明をしておくよ。 知ってのとうり、小中高一貫で全寮制。だからここの生徒は9割がホモやバイでノーマルは一割いるかいないかくらいなんだ。 とくに君みたいな可愛い小は無理矢理犯られることもあるから気をつけてくれたまえ。」 理解するのに数秒かかってしまった。 特に最後の1文。 「……ふぇ?」
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