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ポスン
痛っ…く、ない?あれ?
見上げると赤髪の男の人に寄りかかるように抱えられていた。
「ふぇ?」
僕が赤髪さんをジーって見てると、赤髪さんもジーって見てきて
そのまま2人で三十秒くらい?見つめあってると急に赤髪さんがギューって抱きしめてきた。
「あ、の?」
「危ねぇことしてんじゃねぇよ、自殺志願者かと思ったぜ。」
あ、乗り出してたからか
「ごめんなさい、えっと助けようとしてくれたんですね、ありがとうございました」フニャ(*´∇`*)
「お、おう!気にすんな」
あれ?赤髪さん、顔が赤い。熱あるのかな?
おでこピトッ
「お、お前何して…」
「あ、お顔が赤かったのでお熱かな?と、熱はないみたいですね、良かったです。」
「そんな顔見せんな。(くそ、可愛すぎだろ、まともに見れねぇ)」
「はい。(やっぱり気持ち悪かったかな?離れた方がいいよね)」
シュン(´・ω・`)ススス
ガシッ あれ?離れようとしたらまた引き戻されて赤髪さんの胸の中に
「べつに、怒ってるわけじゃねえよ。離れなくていいから(つい体が勝手に、こいつ、俺が怖くて離れたんじゃ…怖がらせたか?)」
「(優しー)ありがとうございます、赤髪さん」
「いや、?赤髪?」
「あ、すいません、お名前を存じ上げなかったものですから。
あ、僕は相原優弥です。」
「前川 錬、練でいいぞ」
「はい、錬くん」
「えっと、優弥?は俺が怖くないのか?(流石に怖いのは怖いんだろうなぁ)」
「怖くないですよ?」
錬くんは父上みたいに殴ってきたりしないし、やさしいのに、なんで怖いなんて思うんだろ?
「錬くんは、僕に暴力振るったり、虐めてきたりしないでしょ?
だから怖くない。」
「ありがと、(見た目で判断しない奴は久々だな、やばい、嬉しい。ん?今こいつ“俺は”って言った、よな?だれかに虐められてんのか?許せねぇ)…よしとりあえず飯食いに行くか、食堂でいいか?」
「はい、でも、先に教室戻っていいですか?(一緒に食べてくれるんだ)」
「おう、何組だ?」
「1年S組です。」
「俺と同じじゃねぇか(よっしゃ!)」
「わ、嬉しいです!行きましょう!」
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