怒濤の1日

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ぶつかった相手は風紀委員長さんだった 僕は今、風紀委員室にいる 「だいたいの事情はわかった あのバカども…生徒会が悪いんだろ? もう帰っていいい「あかん!」ッチ」 「そんなに簡単に返してもぉたらあかんやろ! 優弥くんゆうたな、 まあお茶でも飲んでいきなはれ おーい、誰か茶〜」 大阪弁を使うこの先輩は副委員長らしい 委員の人がお茶を入れてくれたようだ 「あ、あの、ありがとうございましゅ!……噛んだぁ」 クスン 「優ちゃんはえらい可愛いなぁ こりゃぁ誰でも惚れてしまうわ ここは狼の巣やねんから、ゆうちゃんもきいつけやー」 「え?大神さん…ですか?」 「いらんことを言うな 相原君、君も何かあればここに来たまえ 我々でできるだけの事なら対処しよう」 「は、はい!」 「よし、行っていいぞ」 〜風紀委員室〜 「委員長直々に、いつでも来ていいぞなんて、えらい珍しいやないか まさか気にいってもぉたんか?」 「俺は仕事に私情を挟まない。」 「はぁー。あの堅物委員長様がねぇ」 「違うと言っているだろう。」
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