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倒れている優弥を抱き上げ保健室に運ぶ
その異常なほどの軽さに正直ぎょっとした
とりあえず保健室へ向かう視界の端で錬も走って追いかけてきているのが見えた。
保健室についてベットに降ろす
よく見ると隈が出来ているし顔色が悪い
隈の出来てしまった優弥の目元をそっとなぞるとピクリと瞼が震えた
「どうする？」
隣でその光景を見ていた錬がぽつりと言った
避けられているのは承知の上でここで優弥が起きるのを待つか
もう見なかったふりはできない
これまではそれが裕也の意志ならばと自分を抑えてきたがはっきり言って我慢の限界でもあった。
だが、俺たちに何かできることがあるのか？
優弥は意味もなく人を避けるような人間じゃない
理由を知りたい
俺が何かしてしまったのなら謝るから
側にいさせてほしい
頼ってほしい
一人で抱え込まないでほしい
また、あの笑顔を見せてほしい
コンコン
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